公立小学校よ、何処へ行く?

子供の通う公立小学校の現状に日々驚きの連続!大学の非常勤講師として教育の現場に身を置く筆者が、実際の体験ファイルから驚くべき教育の実態を公開し、その中で子供を導く方法を模索する。

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実力テストの怠慢 04/22

学校から戻るなり、息子は言った。

「やっぱり、テストは範囲無しだって。」

「また?」

家内がため息混じりにつぶやいた。範囲なしとは、いわゆる実力テストのことである。今まで学んだ全てが範囲ということだ。息子は当時公立小学校の5年生であったが、4年生までのテストは毎回、全ての科目で範囲が決まっていた。

担任の片桐先生は言う。
範囲を言うとみんな試験前にそこだけ勉強して終わりだろう。だから範囲無し。全部が範囲だ。普段から勉強しないとできないぞ

そうすれば、みんな普段から勉強して学力が上がると言うことらしい。一見尤もらしく聞こえる。これは、子供の学力を上げるいい方法だろうか?
まずは息子の話を聞いてみよう。


「みんな諦めてるよ。全部が範囲なんで広すぎるもん。どうやって勉強していいかわからない。」


当然そうだろう・・・・

小学生の年代は、特に遊びの欲求は強く、日常的に勉強させるのは難しい。また、遊びの欲求を無理に押さえ込んで勉強ばかりさせるのもいいとは思えない。

試験というのは、1年の中で、数回だけ設けられるハードルのようなものである。だから、試験の効力は試験前の僅かな期間しか無い

大部分の子は、普段の勉強はおざなりで、試験前だけ勉強する。それが当たり前である。私だって切羽詰ってこないと中々行動を起こさない。

だからあまり膨大な範囲を与えると、大半の子はやる気を無くしてしまう。人間は越えられそうなハードルだから越えてみようと頑張るのだ。それが遥か見上げるような塀であれば、越えるのを諦めてしまう。


以前こんな言葉を聞いたことがある。

「困った時の神頼みでもいいんだよ。困った時でも何もしないよりはね」

なるほど、つまり試験前にしか勉強しなくても、試験そのものを諦めて何もしなくなるよりはいいということだ。

だから、力量のある教師は、試験をうまく活用して子供に学力をつけさせる。普段勉強しない子も試験前には勉強するので、その時に重要なことを身に付けられるよう誘導するのだ。

試験前のわずかな期間にしっかりと勉強できるよう範囲設定をし、ポイントを凝縮したいい問題を出す。普段の授業中でも試験に向けたポイントを指導する。


片桐先生の方法論:範囲の無い実力テスト形式にすれば、試験前の勉強だけでは間に合わないので普段から勉強するはず

というのは明らかに間違っている。

普段から子供に勉強させるには試験の範囲を広げたり、難易度を増したりするのではなく、普段から適量の宿題を出す、小テストをやるなど試験以外の手段が必要である。

 教師を十数年も続けているベテランが本気でこんなことを言っているのであれば教師としての適性を疑うが、私は片桐先生の普段の言動から、これは、言い訳ではないかと考えている。

「私は、色々な事がめんどくさいんですよ」
保護者会でこう言ってのける片桐先生は、試験範囲の設定やポイントをいちいち考えて教えるのが「めんどくさい」のではないか。

私は普段大学生を相手にしているが、小学生以上に勉強したがらない大学生にポイントを理解させ、知識を付けさせようと試行錯誤し、年々やることが増えてきた。

講義プリントの作成、更新や宿題の作製、採点・添削、試験の準備等、めんどくさいといえばこれほどめんどくさいことは無い。真剣にやればやるほどきりが無い世界である。


よくある公立小学校の教師の行動:

試験の範囲を決めない。
試験範囲が終わらず、試験直前に範囲を変更する。
宿題に問題集を解かせ、生徒に答えあわせまでやらせてノートを提出させる。しかし内容は見ずにやってあるということだけ確認し、サインする・・・・・

どれも教師の怠慢である。

公立小学校にも熱意のある先生はいるし、そういう先生はこんなことはしない。

身に覚えのある先生は熱意ある同僚を師として見習って欲しい。


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papa先生

Author:papa先生
40代/東海地方在住
大学講師。息子の学校行事には時間をやりくりし、できる限り顔を出しています。
 ここに紹介する様々なエピソードは、場所、名称等に脚色はありますが、誇張は一切ありません。実際、ある公立小学校でこのようなことが起こっています。公立小学校児童の親御さん、同様に悩まれている方、仰天体験された方、教育関係者の方等、様々な方のご意見を頂ければ幸いです。

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